chromedium note

別居婚からの妊娠、出産、子育てのあれこれ。

息子が生まれた日。

一年前の今日、息子が生まれた。

 

この世に飛び出してすぐ、胎児から新生児に切り替わった直後の息子の写真を、今日初めて見た。
なんと撮影した夫が、いままでデータをシェアしてくれていなかったのだ。
私が持っている息子写真は産後2時間たってからのものが最古だというのに、うっかりにもほどがある。

満身創痍の出産を終えた私は、産後の処置を受けている間も命の危機を感じていて、じっくり赤ちゃんを見ている場合じゃなかった。

赤ちゃんがきれいに拭われて、体重を測って、服を着せてもらってるあいだ、夫が興奮しながら赤ちゃんを間近で眺めていたのはよく覚えている。

そのときに夫が撮っていた写真をようやく見られた。

生まれた直後の息子は、すっぱだかで、目をぎゅっとつむって、両手両足をひきつらせながら全力で泣いていた。
なんて力強いんだろう。

かわいい、というのとも違う。
いとしい、にもまだ早い。

尊い、という表現が一番近い気がする。

こんなちいさくてすごいものを、自分が産んだんだなあ。

一年たって、3300gで生まれた息子は、もう9kgを超えた。
もう立つし、ちょっと歩く。

スプーンやフォークを自分でつかんで、口元に持っていく。
二足歩行で道具をつかえるなんて、もうすっかりヒトじゃないか、と感動する。
言葉らしき単語も、うっすらでてきた。

もう赤ちゃんじゃなくなっちゃうな、と寂しい気持ちすらする。

ふいに、寝ていた息子が泣いて起きてきた。

ずいぶん大きくなったと思ったけど、まだこの世に出てきてほんの一年なんだなあ。
ほんの一年前には、まだお腹の中にいたんだね。
まだまだ理由なく泣いていいし、いっぱい抱っこされたいよね。

これから続く長い人生の、ほんの最初の一瞬にいる息子。
願わくば、かなしい事故や事件にまきこまれることなく、元気にすくすく育っていってほしい。

つらいことのない人生なんてないと知っているけど。
せめて願うことしかできないけれど。

君の人生に幸あれ。

5〜6月生まれさんの出産準備グッズ①〜絶対いる、必要最小限の衛生グッズ〜

5〜6月に出産予定のママさん、そろそろ出産準備も大詰めを迎える頃でしょうか。
去年の今頃は、私も準備すべきものを調べまくっていました。
しかし雑誌やネット記事で見かける『出産準備品リスト』は、これなくてもいいよね??というものが山盛り。
「絶対いるもの」と「あったらいいもの」が混在しているどころか「なくてもいいもの」までたくさん盛り込んでるな…という印象でした。

そんななか、実際に参考になったのはTwitterの先輩ママさんの声と、同じ時期に出産された先輩ママさんのブログ。
ぶっちゃけ、季節でいるものが全然ちがいます。そして、最初に揃えるのは「必要最小限でいい」との声多数。


私も必要最小限を目標に揃えてみたのですが、それでもやっぱり買わなくていいものがいっぱいあったし、産後1ヶ月くらいはまったく使わないものが結構ありました。

そこで私も、自分が買ってよかったもの、やっぱりいらなかったものをレポートしたいと思います!
いま出産準備中の方の参考になれば幸いです。

 
長くなってしまうので、まずは衛生グッズ編から。

 

前提条件

・昨年の5月中旬に男の子を出産しました。

・出産前に買っておくべき、本当に必要な必要最低限のリストを公開します。

 

絶対に準備しておくべき衛生グッズ

赤ちゃんを迎えるためにまちがいなく必要なものは、オムツや入浴用品といった衛生グッズです。

オムツ関連

紙オムツ(新生児サイズ) 1パック

とりあえず新生児用のテープ式が1パックもあれば充分です。入院中は病院で用意してくれますし、アカチャン本舗やトイザらスで会員登録したらサンプルをもらえるので、なんなら買わなくても大丈夫です。
赤ちゃんの体型によってフィット具合が分かれるので、病院のオムツやサンプルを使い比べてみてから気に入ったものをネットで発注するといいと思います。新生児サイズはすぐサイズアウトするのでたくさん買いすぎないほうがいいです。
我が家は吸水力からメリーズ推しでした。

【Amazon.co.jp限定】メリーズ テープ 新生児(お誕生~5kg) さらさらエアスルー 90枚

おしりふき 3パック〜1ケース

これもけっこうサンプルをもらえますが、間違いなく1年以上使うのでがっつり買っておいても問題ありません。個人的には無添加かつ厚手タイプのものがおすすめ。薄手のものはウン○が手につきそうで拭きにくいし、枚数もたくさん使うのでかえって不経済です。

ピジョン おしりナップ (やわらか 厚手タイプ) 【こすらずすっきり・純水99% 無添加】 詰めかえ用 おしりふき 80枚入×16個パック (1280枚入)

おしりふきのフタ 1〜4個

おしりふきが乾燥しないようにパックの取り出し部分に貼り付けるフタ。これは便利です。めちゃめちゃ使います。寝室用、リビング用、お風呂場用、外出用で4つくらいあってもいい。貼ってはがして何度でも使えます。
楽天のPetitto Mallさんで買うと鳥さんの形のビタット(Bitatto)クーを1つプレゼントでつけてくれます。この鳥型のフタはいいです。普通のフタはただの長方形ですが、鳥型は上下がわかりやすくて開けやすいので、薄暗い寝室でオムツ替えするときなんかに重宝しました(プレゼントは期間限定なので要確認)。

 

消臭オムツ袋 1箱

Twitterのクチコミでもはや有名すぎるBOSの消臭袋。これがあればオムツ用ゴミ箱はなくてもいいくらい、しっかり匂いを防いでくれます。おでかけ時には必須。赤ちゃん用品店やドラッグストアでも売っていますが、たいていド派手なピンクの箱しかありません…。箱もおしゃれにこだわりたい人は、Amazonだと色々なデザインがあります。

驚異の防臭袋 BOS (ボス) おむつが臭わない袋 Sサイズ 大容量 200枚入り 赤ちゃん用 おむつ 処理袋【ポップ柄/袋カラー:白色】驚異の防臭袋 BOS (ボス) ★切り絵作家 タンタン 限定コラボ★スノークリスタル / 袋カラー:水色 Sサイズ200枚入 赤ちゃん用 おむつ ・ ペット うんち ・ 生ゴミ ・ サニタリー などの処理に

 


お風呂・ベビーケアグッズ

ベビーバス

おしりや股下に支えがあるものをおすすめします。新生児は本当に小さいので、なんの支えもない桶型のベビーバスだと赤ちゃんを支える腕がプルプルしてけっこうツライです。
生後1ヶ月からお母さん一緒に浴槽に入れますが、夏のあいだはベビーバスで赤ちゃんだけ沐浴やシャワー浴にしたほうが断然楽です。また、秋冬になって一緒に浴槽につかるときも、自分が体を洗うときや体を拭くときにお湯を張ったベビーバスでちょっと赤ちゃんに待ってもらえるととてもお風呂が楽です。長く使うつもりでちょっといいものを買うことをおすすめします。
私はリッチェルベビーバスを買って生後5ヶ月くらいまで使いました。ふわふわで安心感があって、赤ちゃんが小さいうちのお風呂としてはとてもいいです。ただ、大きくなると使えなくなってしまうので、もし今出産前に戻れたとしたら、4歳まで使えるストッケのフレキシバスを買うと思います。

 



ベビーソープ・ベビーシャンプー

プッシュしたら泡で出るタイプが断然おすすめ。ただでさえ慣れない沐浴で、ふにゃふにゃの赤ちゃんを支えながらソープを手で泡立てて…とかやるのは予想以上に大変です。
肌にあうあわないがあるので、とりあえずトライアルセットやサンプルを試してみてから大きいボトルを買うといいと思います。出産した病院で使っていたメーカーのものを買う方も多いです。私も最初は病院で使っていたママ&キッズのシリーズを買い、赤ちゃんの肌が丈夫になってきた4ヶ月頃からもうすこしリーズナブルなメーカーに変えました。

ママ&キッズ ベビートライアルセット

 

 ベビーローション

赤ちゃんのお肌はすべすべなので保湿なんてしなくてもいいと言われた時代もありましたが、最近は生後すぐからしっかり保湿をすることでアトピーなどの肌トラブルやアレルギーを予防するのが新たな常識になりつつあります。
ちょっと専門的な内容になりますが、皮膚科医の先生の論文のリンクを貼っておくので興味のある方はどうぞ。

pediatric-allergy.comこちらの先生がおすすめされているローションはこのあたり。 

【5個セット】資生堂 2e ドゥーエ ベビー ミルキーローション 150mlピジョン ベビーミルクローション 300ml (0ヵ月~) (ベビーローション)

 

ガーゼハンカチ

沐浴時やよだれふきに使うガーゼハンカチ。病院によっては入院時に用意するよう指示があったりもするけど、サイズ等の指定がないのでどんなものが必要かわからず、デザインがかわいいものや大判のものなど、いろいろな種類を買ってみました。
最初は「やっぱりかわいいほうがテンション上がるかな…?」と思いましたが、デザイン性の高い大判のものはかさばって使いにくいです。ティッシュ感覚でどんどん使うので、小ぶりのハンカチのほうが便利だと思います。
そのなかで最も役立ったのがこれ。一番やわらかくて、ふわっふわ。サイズもコンパクトで、いつでもさっと取り出せてストレスなくよだれを拭けてガンガン洗える。洗ってもふわふわ。イチオシです。

 
ベビー用つめきり

 赤ちゃんの爪、意外に伸びます…。自分の顔をひっかいて傷つけちゃうので、3日に1回は切っています。

ピジョン 新生児つめきりハサミ 15105

 

ベビー用綿棒

耳掃除、鼻掃除、おへそのケア用。大人用でもなんとかなるけど、 やっぱり使いにくいです。

授乳グッズ

母乳が出るのか出ないのか、ミルクを飲んでくれるかどうか、それによって必要な揃えがまったく変わってくるのが授乳グッズ。とりあえず必要最低限のものを買っておいて、母乳の調子や赤ちゃんの飲み具合によって買い足すのがいいと思います。

哺乳瓶 最低1本(SSサイズの乳首)

これも赤ちゃんによって乳首の好き嫌いがあったりします。最低1本買っておいて、必要に応じて買い足せばいいかと。
哺乳瓶のほうが吸いやすいと、赤ちゃんが母乳を吸うのを嫌がる「乳頭混乱」という困った事態も起こりうると聞いていたので、我が家では「吸い心地が乳首にもっとも近い」と言われるピジョンの母乳相談室の乳首と、母乳相談室の哺乳瓶本体を組み合わせて使いました。

 

 

哺乳瓶消毒グッズ

煮沸消毒・薬液消毒・電子レンジ消毒の3種類があります。煮沸は特別な道具がいらない代わりに時間と手間がかかります。薬液消毒はキッチンハイターを希釈することで代用可能です(哺乳瓶消毒用の薬液とハイターは成分がほぼ同じです)が、1時間以上つけおきする必要があります。時間と手間を最小限にしたい場合は電子レンジ消毒がおすすめです。 レンジで5分チンして、そのままケースで保管できます。

【日本製】コンビ 電子レンジ除菌&保管ケース 除菌じょ~ずα バニラ
 

 

買わなくてよかった、買ったけどいらなかった衛生グッズ

オムツ関連(なくてもいいもの編)

おしりふきウォーマー

初夏生まれさんはまずいりません。敏感なタイプのお子さんなら冬にあるといいかもしれませんが、我が子はまったく冷たがる様子もなく、必要ありませんでした。

オムツ専用の高機能ゴミ箱

消臭袋があれば普通のゴミ箱にポイで充分です。

消臭オムツポーチ

同じく、消臭袋があれば消臭機能のある専用ポーチはなくて大丈夫です。

お風呂・ベビーケアグッズ(なくてもいいもの編)

沐浴剤

肌に残ってかえって乳児湿疹のもとになるので使わなくていいと小児科の先生に言われました。泡でやさしく洗って、ローションでしっかり保湿だけでOK。

沐浴布

沐浴布と名のついた専用の長い布はあとで使いみちもなく、必要ないです。大きめのガーゼで充分。我が家では、お土産でいただいたガーゼてぬぐいが大活躍しました。

湯温計

温度設定ができる給湯器があるご家庭なら湯温計は必要ないです。40℃とかに設定したお湯を出すだけでOK。

ベビー用体温計

先端が曲がるベビー用のものを買いましたが、普通の大人用の体温計で充分です。小児科を受診した際には普通の体温計を渡されましたが、なんの問題もなく測れました。

ベビー用洗剤

蛍光剤や漂白剤が入っていなければ大人用の洗剤でも問題なかったです。

 
以上です!
参考になれば幸いです。

自動で揺れるベビーベッド、「揺動ベッドsuima」を使ってみた(4ヶ月目)

自動で揺れるベビーベッド、「揺動ベッドsuima」をご存知でしょうか?
なんとベビーベッドが自分で揺れて、赤ちゃんを泣き止ませてくれるんです。

あのね、これね、すごくいい。
決して安くはないんだけど、我が家では値段以上の価値を十二分に発揮しています。
赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりで疲れ果てている全お母さんとお父さんにおすすめしたい。
 

赤ちゃんの夜泣き、寝ぐずりに 揺動型ベビーベッド suima(スイマ)

 

現在4ヶ月ほど使っているんですが、ネット上にまったくといっていいほど使用レビューがなかったので、使命感に駆られてレビュー記事をアップします。
(念のために断っておくと、この記事は純粋なイチユーザーのレビューで、販売元や開発元とはなんの利害関係もありません)

 1.揺動ベッドsuimaとは

ひとことで言うと、ベビーベッドが揺れます。
赤ちゃんの泣き声をセンサーで感知して、ベビーベッドが前後にスライドして揺らしてくれるのです。
わが子のベビー用品を揃えていてこれを最初に知ったとき、「その発想はなかった…」と思いました。

実はこれ、九州大学の先生がご自分の育児実体験から開発されたものなんだそうです。
どうりで商売気がないというか…なんというか素朴な作り。

開発エピソードの動画があるのでまずはこちらをどうぞ。
(出だしは地味です。耐えられない方は1:00くらいまで飛ばしましょう)


【赤ちゃんの寝かしつけをお手伝い。】揺動型ベビーベッドsuima(スイマ)【ねぐずり赤ちゃん80%に効果あり!】


開発者は九州大学芸術工学部で機械工学を研究されている藤 智亮先生。
娘さんの夜泣きがひどくて何時間も抱っこすることが続き、心身ともに疲れたことでこの揺れるベッドを思いついたとのこと。
「僕は機械の専門でものをつくることができるので、機械で体力的なところだけでも代わって子供を揺すってくれるものがあればいいなと思った」という言葉がいいですね。
エンジニア〜!!って感じ。

世のエンジニアパパが育児にかかわることで、こういうブレイクスルー的解決策がどんどん増えてくるといいなと思います。

 

2.さっそく借りてみた。

エンジニアや研究者がだいすきな私、「この開発意図には報いねばならぬ!」とよくわからない勢いでsuima導入を決意しました。

販売・レンタルはアイクォークという会社が担っています。
介護用ベッドなんかも取り扱っているメーカーさんのようです。
ネットから注文できます。

iquark.ocnk.net


買うと高いので、個人としての選択肢ならレンタル一択です。
私は一応店舗に実物を見に行きましたが、2018年の現時点でレンタルされているのはSM301Aというモデルのみだったので特に悩む余地はありませんでした。
マットサイズは900x600mm。マットレスやお布団は別途購入する必要があります。

気になる本体のお値段は6ヶ月で51,000円。(他にもプランはあります)
月あたりだと8,500円ですね。

正直安くはない…けど、子供を抱っこで寝かしつけてくれるシッターさんを毎日雇うと思えば安いか…?と思い、とりあえずレンタルしてみることにしました。

SM301Aが使える期間は「生後2週間〜つかまり立ちをするまで」。
個人差はあるでしょうが、生後8ヶ月〜1歳前くらいまででしょうか。
立つようになると揺れているベッドから柵を乗り越えて落ちてしまう可能性があるので、つかまり立ちをしはじめたら揺らす機能は使えないことになります。

とはいえ、いつ頃立つかなんて生まれた時点ではわかりません。
あとで期間延長はできるということだったので、とりあえず6ヶ月プランにしました。
出産後の退院のタイミングで届くように手配し、マットレスを購入して終わりです。

3.実際に使ってみた。

揺れる機能を使えるのは生後2週間からなのですが、実のところ最初のうちは全然揺らしてませんでした。
赤ちゃんが小さすぎて、揺らすのが怖い…。
あと、生まれたては体重も3kg前後と軽いので、抱っこがあまり苦にならなかったのもあります。
というわけで、最初の1ヶ月は完全に普通のベビーベッドとして使用していました。
こはちょっとレンタル料もったいなかったかも。

ちょうど生後1ヶ月になると、体重も4kgを超えて新生児の触れれば壊れそうな脆い雰囲気もだいぶなくなってきたので、満を持してsuimaの泣き声センサーをONにしてみました。

赤ちゃんをベッドに寝かせ、センサーが泣き声を感知するのを待つ…。
誤作動を防止するため、けっこう大きめの声で泣かないとセンサーは働きません。
「ほにゃーい、ほにゃーい!!」と泣くこと数秒…
ベッドが揺れだしました!
揺れだして数秒。赤ちゃんが…泣き止んだ…!!
そして、そのまま、寝たーーーーーー!!!!

思わず「おおーー!」と拍手してしまいました。
泣き止みます。マジで。すごい!!
(動画があるので貼りたかったけど、我が子がおむつ丸出しなので自粛)

4.suimaが効くとき

suimaの効果に感動した我が家ですが、やっぱり効くときと効かないときがあります。
suimaが一番効果を発揮するのは、赤ちゃんが寝たいけど眠れない、いわゆる「寝ぐずり」のときです。
眠たいけど自力で眠れずに抱っこ抱っこになってるときや、眠いのに興奮してしまっているとき、ベッドに寝かせて揺らしてあげるとけっこうな確率で眠りに落ちます。

興奮して目がギンギンだったのに、揺らしはじめると急にまぶたがスーッとくっついていく様子は感動的です。

 

5.suimaが効かないとき


・お腹が空いているとき
・おむつが濡れているとき
ゲップがでなくて苦しいとき
など、不快があるときは、揺らしてもぜんっぜん泣きやみません。

これはまあ、当たり前ですね。不快を取りのぞいてあげないと泣きやみません。
逆に言うと、少し揺らしてみて泣き止まないときはケアすべき不快があるということです。
泣いている理由の切り分けになるので、ある意味便利でした。

あと例外として
・完全に目が覚めていてまだまだ遊びたいとき
もsuimaは効きません。
むしろ「寝かしつけるな!もっと遊べ〜!」と抗議の声をあげてくるので、これもsuimaを止めてお相手するしかありません(笑)

 

6.我が家での使い方


さて、散々褒めておいてなんですが、現在、我が家では泣き声センサーは使っていません。
なぜなら、センサーが拾うほどのギャン泣きになる前にsuimaを揺らしたほうが効果的に赤ちゃんを落ち着かせられるからです。
(あと、泣いてるのにセンサーが声を拾うのを待ってる時間がもったいない)

手動で揺らすボタンがあるので、ちょっとぐずりそうだな〜というときにはボタンを押して揺らしています。

我が家でsuimaを揺らす代表的な場面は
・寝る時間になったけどベッドに置いても寝付けそうにないとき
・眠すぎて逆に寝付けなくなり、ぐずぐず抱っこやおっぱいをほしがるとき
・寝ている最中に物音などで目が覚めてしまったとき
・背中スイッチのキャンセル

などです。

ベッドに置いたときに背中スイッチが発動しそうになったら、即座にガーゼケットをかけてsuimaを揺らすと、けっこうな確率でキャンセルできます。

 

7.suimaが本領発揮する時期

うちの子は現在4ヶ月。体重は7kgを超えました。

我が家では赤ちゃんが5kgを超えてきたあたりから、suimaのありがたさをひしひしと感じるようになりました。
寝かしつけでずーっと抱っこしていると、肩や腰、腕や手首にかなりの負担がきます。
育児で腱鞘炎になるとは聞いていたけど、これはなるなと実感してきたところです。
きっとこれからもますます活躍してくれることでしょう。

 

8.suimaは我が家の専属シッターさん

suimaのいいところは、「ベッドが子守を手伝ってくれる」というところです。

もし抱っこで寝かしつけた場合は、そこから更にベッドにおろすための背中スイッチとの戦いが始まるわけですが、suimaの場合は最初からベッドの上で寝てくれるので、そのまま寝かしておけます。
寝ぐずりで長期戦になりそうなときも、しばらく抱っこで落ち着かせたら、あとはsuimaが寝かしつけを引き受けてくれる…と思うとがんばれるんです。
頼めばいつでも寝かしつけを手伝ってくれるシッターさんが家に一人いるようなものです。
もちろんどうしても寝てくれない日もありますが、それでもやっぱり心強さが違います。

月々8,500円。一日あたり280円ちょっと。
いつでもお願いできるシッターさんを確保する料金としては安すぎるくらいです。
だって毎日スタンバイしていて、必要があればお昼寝も寝かしつけも夜勤も手伝ってくれるんです。すごい。
決して安くはないけど、私にとってはとてもいい買い物でした。

もちろん、赤ちゃんも個性がさまざまなので、場合によっては効かないこともあると思います。
それでも、いま寝かしつけで身体を傷めそうな方、自分の寝る時間が取れなくて心が疲れてしまっている方がいらっしゃったら、一度試してみる価値があると私は思います。

気になる方はこちらから公式サイトへどうぞ。

赤ちゃんの夜泣き、寝ぐずりに 揺動型ベビーベッド suima(スイマ)

 

suimaがどうしてもゴツすぎる、というご家庭には電動バウンサーなんてのもいいかもしれません。
ただ、こちらはベッドではないので赤ちゃんを長時間寝かせるのには不向きなようです。 

 

 

おまけ:ジーナ式、ねんトレとの両立について

余談ですが、我が家はジーナ式のスケジュールで寝かしつけをしています。
赤ちゃんが自分だけで寝付けるようにトレーニングするジーナ式やねんトレに挑戦する場合、「揺れるベッドでの寝かしつけ」は反則技っぽい響きがしますよね(^_^;


我が家でも、基本的にはベビーベッドを揺らさずに寝かせて、どうしてもぐずるときや、寝ている最中に目覚めかけたときだけsuimaを揺らすようにしています。
普段はセルフねんねしてくれるので、今のところ「揺らさないと眠れない」ということはないようです。

ただ唯一心配なのは、このベッドが「つかまり立ちするまで」しか使えないということです。
揺らす機能が使えなくなったらsuimaは返却し、他のベッドに変えることになると思います。

せっかく習慣づけた「ベッドに横になったら自分で眠りにつく」というクセが、ベッドが変わることでリセットされてしまうかもしれず、そのことだけがちょっぴり心配です。
でもまだ先の話なので、そのへんはまたいずれ実体験を経てレビューしたいと思います。

 

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

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赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

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別居婚のメリット・デメリット(2年めの感想)

入籍と同時に遠距離・別居婚に突入してはや2年が経とうとしています。
最初は「どうなるんだろう…」と手探りで始まった別居婚でしたが、結論として我々夫婦にはなかなか合っていたので、ここまでに感じたことなどを記録しておこうと思います。

別居婚を選んだ理由

もともと遠距離でおつきあいを始めたので、結婚を考えたときにお互いの居住地や仕事、ライフスタイルをどうするかというのは大きな問題でした。
普通ならどちらかが仕事を辞めて引っ越す、という選択になるところなのでしょうが、私たちの場合は当時二人とも仕事でそれなりに思い入れのあるプロジェクトに関わっていて最短1〜2年は仕事を抜けられない、抜けたくないという状況でした。
でもお互いに相手の仕事をリスペクトしていたし、かといってプロジェクトが終わるまで先延ばしにするのもな…ということで、「とりあえず別居のまま入籍してみるか!」となったのが別居婚スタートのきっかけです。
先は見えないながらも、どちらかの仕事が一段落するか、子どもができるなどの契機があれば同居に向けて動こうと考えていました。

 

別居婚のメリット


結婚生活のスタートが楽

多くの方は結婚する際に新居の検討、引っ越し、同居生活スタートというイベントが同時進行で発生すると思います。

私たちの場合、それぞれの一人暮らしを維持しながら入籍の手続きをするだけだったので、まず結婚準備がとてつもなく楽!!!!!でした。
ただ入籍するだけでも婚姻届の提出、職場への届け出、改姓に伴う諸手続きなど面倒な手続きがちょこちょこあるので、そこだけに集中できるのはとても楽です。

同居のための新しい家具を購入したりする必要もないので、とりあえず大きな出費もほとんどありません。

私たちの場合は入籍の前に両家で結納をしたり、入籍してから結婚式・披露宴をしたりと結婚イベントもそれなりにやりましたが、これも新居準備と同時進行しなくていいのでかなり気が楽でした。

 

ライフスタイルのすり合わせがゆっくりできる。

別居スタート時は、仕事が休みのときにお互いの家を行ったり来たりしていました。
当初の頻度は月1回ずつ、お互いが相手の家に週末行くという感じです。

相手の家に行くときは相手の暮らし方や生活ルールを優先する感じになるので、お互いの生活の癖やこだわりを少しずつ知ることができ、一緒に過ごす上で譲れない点/妥協できる点を探っていくいい期間になりました。

これって交際期間中でもできることでもあるんですけど、つきあってるときって相手のために頑張って片付けたり、料理したり、ちょっといい格好しているところってあるじゃないですか。どちらかが無理して相手にあわせちゃったりとか。
結婚してもしばらくはそういうところがあったんですけど、別居婚半年ぐらいでお互いの暮らしのこだわりや得意・不得意がつかめてきて、同居するなら収納はこんな感じ、家事分担はこんな感じ…というイメージができるようになりました。
このへんの癖が見えないままいきなり同居してしまっていたら、お互いのこだわりのぶつけあいで喧嘩しちゃっただろうな…と思います。

 

自由な時間が多い。

一緒に暮らしていないので、会っていないときの時間の使い方は独身時代とほぼ変わりません。バリバリ仕事して、自分の好きなように食事して、友達と会って、夜におでかけして……思いっきり自由です。

お互いが行き来する週末はパートナーを最優先にしますが、会っていないときは自由。「結婚してから◯◯ができなくなった…」ということはほとんどありません。

これは、既婚女史の先輩方に「いいわねえ〜!!」めちゃめちゃ羨ましがられました。

 

たまにしか合わないので新婚気分が長続きする。

これはよく言われることですね。

私たちの場合、実際に会えるのは月に2回、日数を合計してもせいぜい月に一週間くらいしか会っていなかったので、結婚して半年たっても1年たっても新婚ほやほやな気分でした。もうすぐ2年が経とうとする今でも、いまだに新婚さんな感じです。

 

別居婚のデメリット

たまにしか会えない。

あたりまえですが、別居婚で居住地が遠いとなかなか会えません。ので、極度のさみしがりやさんにはオススメできません。

ただ、一人の時間を楽しめるタイプの人ならあまり問題にはならないんじゃないかな…と思います。

 

浮気が心配。

これは、お相手の性格にもよると思いますが…。まあ心配にはなりますね。

とりあえず最初の時点で「浮気をしたら別れる」という前提だけは伝えました。

「どこからが浮気か」みたいな定義のすり合わせも試みましたが、「相手に正直に言えない関係は浮気かな…」みたいなぼんやりした着地点にしかたどり着きませんでした。

基本的には相手を信用して婚姻関係を結んだので、それを裏切られたら自分の見込み違いだったんだろうな…と考えています。

ちなみに浮気に関しては、会合なんかで年輩の男性陣と飲んだときに「旦那さん放っといたら絶対浮気するよ〜!男は絶対する!!」みたいに言われるのが一番応えました。

人間不信になるのでやめていただきたい。

 

生活費と交通費がかかる。

これはまあ…かかりますね。

別々に暮らしているので住居費・光熱費・食費がそれぞれかかる。プラス会いにいくための交通費がかかる。

生活費は独身時代のままなのでまあいいですが、交通費は確実にかさみます。距離が遠いほどお金がかかる。同居であれば出さなくていいお金がたくさん出ていきます。

ただ、たとえば私が仕事を辞めてパートナーの居住地で求職するとなると、いまほどしっかりした仕事につけるかはわかりません。そう考えると、お互いしっかり稼げている間はまあいいかな…と割り切りました。

 

子どもを持つにあたってのタイミングが難しい。

これは、子どもがほしい夫婦にとっては別居婚の一番難しいところかと。
私たちのように月1〜2回しか会えない、しかも会う日は仕事のスケジュール次第という生活をしていると、排卵日とかなんとか言ってる場合ではない。
お互いにそれなりの年齢なので不妊治療とかも考えたほうがいいと思ってはいても、病院に行ったり、タイミングをあわせたりというのが非常に難しい。

正直、運を天に任せる以外の選択肢がありません。

子どもはいなくてもいいと割り切るか、子どもがほしいなら会うタイミングを調整するか…しかないと思います。

また、いざ子どもを授かったときに、別居のまま子育てをするのか、同居に向けて動くのかもある程度考えておいたほうがいいでしょう。

 

まとめ

個人的な意見としては、別居婚からの結婚生活スタートはとってもオススメです。

実際にやってみて思ったのは、「この人と一緒に生きていこう」という決意と、実際に同居をスタートさせる時期にタイムラグがあってもあまり大きな問題はないな…ということです。むしろ少しずつ同居の準備を進められるので、とても楽です。

どちらかというと重要なのは「いつまで別居でやっていくか、どういう変化があったら同居に向けて動くのか」というコンセンサスをお互いに持つことかな。

私たちの場合は「いま関わっているプロジェクトが一段落して仕事を引き継げるようになったら」もしくは「子どもが生まれたら」を一つの区切りとしています。

変化のタイミングでまた色々な問題が出てくるかもしれませんが、少なくとも結婚生活のスタートとしての別居婚は、我々にとってはなかなかいいものでした。

もし2年前に戻ったとしても、同じ選択をすると思います。
以上、個人的な感想ですが、別居婚を考えている人の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

妊娠初期、深夜に目が醒める理由。

妊娠9ヶ月あたりから、やたら深夜に目が醒める。

草木も眠る丑三つ時…ではなく、だいたい午前4〜5時。

 

季節は秋なので、外はまだまっくら。

自然な目覚めで、からだぽかぽかしていて不快感はない。

日中に差し支えるのでできればすぐ二度寝したいけど、全然眠れない。寝つけない。

これが朝7時の目覚めとかならどんなにありがたいことか。

 

手足はぽっかぽかすぎて、体が熱い。

目が冴えて暇なので旦那さんの顔とかをぺたぺた触ってると「あっつい!!」って言われるくらいぽかぽかMAX。

 

対策を調べてみたけど、体を温めようとかホットミルク飲もうみたいなアドバイスがほとんどで「ちがうんだ、体温上がりすぎて目が覚めるんだ…!!」みたいな気持ちに…。

 

理由についても、「出産後の深夜授乳の準備に備えて体がリズムを変えようとしている」という説をチラホラみたけど、あんまり信憑性を感じない…。

「ホルモンバランスの乱れ」説も、それはそうだろうけど、ざっくりしすぎじゃありませんかね。

 

色々調べた結果、単純に「妊娠維持のために体温を上げるプロゲステロン(黄体ホルモン)が夜間に分泌されるので、深夜に体温が上がって体が起床モードになる」ってことじゃないかなーという仮説に落ち着きました。

 

直接的にそう書いてある情報源は見つけられなかったんですが、
プロゲステロンが体温を上げる」

「女性ホルモンは夜間に分泌される」

「体温が下がるとき眠くなる」

「体温が高いと眠りが浅くなる」

という情報を組み合わせると、それが一番妥当かなー、と個人的には思います。

(あくまで個人的な仮説です)

 

なお、睡眠中に手足が温かくなるのは、「体温を上げようとしている」のではなく、外気に触れる末端部に血流を集めて「放熱しようとしている」のだそうです。

知らなかった。


ということは、現在スーパーぽかぽか覚醒モードなのは「夜間のプロゲステロン分泌で深部体温が上がる→目覚める→放熱しようと手足に血流が集まってる」ということではなかろうか。

 

それなら、いま寝付くための対策は「体を温める」ではなく、「手足を冷やして放熱を促す」のはず…!!

 

というわけで、お布団から手足を出して冷やしてみる試み中です。

お腹は冷やさないよう気をつけましょう。

 

プロゲステロンの分泌が盛んなのは胎盤が完成する頃までで、安定期に入ると分泌が落ち着くとのことなので、この深夜の定時覚醒も安定期に入ると落ち着くであろう…と期待しています。

 

ちなみに、妊娠中にばんばん分泌されているプロゲステロンは産後にはがくっと減ります。

産後の授乳と睡眠をコントロールするのはプロラクチンとオキシトシンなので、このことを考えても「妊娠中から夜間授乳に備えて睡眠が浅くなる」説はちょっとあやしいと思います…。

 

妊娠中は妊娠中、産後は産後で体の仕組みがガラッと変わるので、こんな妊娠初期から産後の準備してるってことは…ないと思うな…。

 

いまは体を温めたり胎盤を作ったりするためにプロゲステロンさんが頑張ってくれてるはずなので、「体が赤ちゃんを育てようとしてるんだなー」と微笑ましく思いつつ……そろそろ眠りたいです…。

「つわり」の語源

妊娠に気づくきっかけともなる「つわり」。

あんまり深く考えずに「つわり、つわり」って言ってたけど、よく考えたらなんで「つわり」って言うんだろう?

 

漢字では「悪阻(おそ)」とも書くけど、これはおそらく漢語表現の方に読みを当てた当て字だろうと思われます。

 

個人的には「つ」+「わり(悪い)」なのかな〜と思って調べてみたら、「つわる」という動詞からの変化でした。

 

つわ・る〔つはる〕

[動ラ四]
1 芽が出る。芽ぐむ。きざす。
「木の葉の落つるも…下よりきざし―・るに堪へずして落つるなり」〈徒然・一五五〉
2 妊娠してつわりが起こる。
「いつしかと―・り給へば」〈落窪・二〉

つわる(ツワル)とは - コトバンク より

 

気分の悪さを表現した言葉ではなく、「妊娠の兆し」って意味だったんですね〜。

確かに、妊娠検査薬もエコー検査もない時代には、生理の遅れとつわりの症状で「妊娠かも…?」と気づくしかないですもんね。

 

それにしても、この「いつしかとつわり給えば」という表現の素敵さよ…!!

落窪物語といえば平安時代

平安の昔から、妊婦は同じ症状に苦しみ、同じ言葉で妊娠のきざしに喜んできたんだろうな〜と思うとなんだか不思議な気持ち。

 

私はまだあんまりつわりを感じてないんですが、つわりが来たら旦那さんに「つひにつわり給うた!」って言ってもらいたい(笑)

出産にまつわるお金のことと落とし穴。

さて、ここでちょっぴり出産にまつわるお金のことなど。

母子健康手帳をもらった際に、育休などのことが書かれた冊子なども一緒にいただきました。

産前・産後休業や育児休業出産育児一時金のことなどが書かれています。

 

  •  出産一時金 … 健康保険から支給。約40万円。(私、漠然と国がくれるのかと思ってたんですが、健康保険の管轄なんですね。知らなかった…。)
  • 出産手当金 … 産前休業(6週間)・産後休業(8週間)の期間中、健康保険から支給。原則として1日あたり賃金の3分の2。
  • 育児休業給付金 … 産後の育児休業中は雇用保険から原則として賃金の67%が支給(育休開始から6ヶ月以降は50%)。

 

これ、めっちゃ手厚くないですか…?

 

いままでネットの印象で、日本は子ども育てる体制が整っていないとか思ってたけど、なーんだ、けっこう手厚いじゃん!日本も捨てたもんじゃないね!!とびっくりしました。

出産費用はだいたい40万円くらいと聞くので出産一時金でまかなえるし、共働きだから休みながら給料の3分の2とか50〜67%とかもらえるなら結構余裕じゃん…!と思いました。

 

そう、このときはまだわかっていなかったのです…。

入っている健康保険の種類によってはこの「原則」が適用されない場合があることを…。

 

私の職場の保険はちょっと特殊だったので、出産育児一時金(40万円程度)はあるけど、産前・産後休業中の出産手当金が出ないパターンでした…。

掛け金が安い保険だとそういう罠があるんですね。

さようなら、賃金の3分の2 × 14週間…。

 

あ、いま自分で書いていてちょっと落ち込んできました。

14週間って3.5ヶ月分じゃないですか!けっこう大きい!!!

 
まあ、お休みはしっかりいただけそうだし、会社からの多少の救済措置がありそうなので恵まれているほうだとは思いますが…。
お題目が立派でも、なかなかその通りには進まないんだなと実感したところです。

 

みなさんも、妊娠がわかったら早めに職場に問い合わせて、妊娠・出産についての規定を確認することをオススメします。

 

保育園のこと、ファーストエンカウント。

母子手帳をもらった日に、お隣の保育所担当窓口で保育園のことも聞いてきました。

東京などの大都市では壮絶らしいと噂に聞く保活、はたして地元ではいかがなものか…。

 

まずは窓口で、「保活ってぶっちゃけいつからしたらいいですか?」とストレートに質問してみました。

係員さんが説明してくれたところによると、重要なのは下記3点。 

  • 保育園に入れたい月齢(年齢)
  • 申し込みの時期
  • ポイントのこと

備忘録も兼ねて、順番に説明していきましょう。

もしかしたら地域によって違うところもあるかもしれませんが、そこはご了承ください。 

 (1)保育園に入れたい月齢(年齢)

まず大事なことは、いつごろから保育園に入れたいかというイメージ。

前提として、保育園では生後3ヶ月から預かれます。

しかし、ここで問題になるのが、保活は基本的に赤ちゃんが生まれてからするものだということです。

利用申し込み前に必要となる保育園での面談には、基本的に赤ちゃんを同伴することが必要だからです。

そうすると、仮に生後3ヶ月から保育園に入れたいと思っていても、3ヶ月で保育園を決め、申し込み、利用決定を得るのはなかなかにハードです。

 

さて、多くの方は育休が終わる生後1才から保育園に預けたいと思うそうです。そりゃそうですね。

しかし、地方とはいえそこそこの都市のである我が地元では、保育園の空きはやはり少ないとのこと。

現時点での保育園の空き枠リストを見せてもらえましたが、たしかにほとんど空きがありません(このリストはもらえませんでした。見せてくれただけ)。

 

年度途中での入園はほぼ絶望的…となると、そこで問題となるのが、申し込み時期と出生時期です。

 

(2)申し込み時期

育児休暇をめいっぱい取って、赤ちゃんが満1才となるときに保育園に入れようとすると、4月生まれでないかぎり年度途中になります。

しかし、保育園の空き枠は4月の時点でほぼ埋まってしまうため、年度途中での入園希望は滅多なことでは通りません。

もちろん転居などによる途中退園があれば空きは出ますが…あまり当てにはできない感じです。

 

となると、やはり狙いは4月入園です。

たとえば3月生まれさんなら、「1歳になってから入園」も可能なのでしょうが、4月以降の生まれなら満1歳までめいっぱい休もうなどとは思わないほうがよさそうです。

1歳になる前であっても4月時点で入園させなければ、1歳〜次の4月までを保育園なしで乗り切る羽目になってしまいます。

 

私の住む地域では、4月入園を希望する場合には10月〜12月の間に一次審査の申し込みが必要です。

この間に希望の保育園を訪問して面談をし、第5希望まで書いて利用申請をするそうです。

もちろん一次審査で希望の園に入れない場合も多々あり、その場合は2月に二次審査、さらに3月に三次審査になるとのこと。

できればそこまで行かずに決まりたいものです…(震)

 

さて、ではどうしたら希望の園に入れるか。ここで問題になってくるのがポイントです。

 

(3)ポイントのこと

保活と言えばポイント、1点の差が合否を分けるという噂のポイント…。

このポイントについては、「ポイントってどうなってるんですか?」と聞いたら「保育施設等利用調整基準表」なるプリントが出てきました。

これです!これ!これがほしかった!!!(プリントはもらえました)

 

こまかい点数はお住いの地区によって違うかもしれないので、ざっくり書きますと、主な得点項目(基準点数)は

  • 労働形態(会社に雇われている、自営業、居宅内労働、採用見込み、休職中など)
  • 労働時間(1ヶ月の勤務時間が160、140、120、100、80、60時間以上)
  • 保護者に疾病や障害がある
  • 親族の介護や看護が必要
  • 就学している
  • 既に保育を利用しているきょうだい児がいる

あたりでしょうか。

 

その他の調整項目(調整点数)として加点されるのは

  • ひとり親世帯
  • 生活保護世帯
  • 生計の中心者が失業中
  • 子どもに障害があり、障害手帳の給付を受けている
  • 育児休業明けの復帰の場合
  • 保護者の一方が不在(単身赴任、海外勤務など)

などなど…ざっと見た限りでは、けっこう細かく配慮して点数配分されているなという印象です。

 

出産前からフルタイムで働いていて、育休明けに復帰する方にとっては比較的手厚い構成になっているのではないでしょうか。

逆にいうと、いったん退職してしまっていて、求職活動から始めるという方にはちょっと厳しい戦いになりそうです。

 

基準や点数はお住いの地域で異なるはずですので、保育園の利用を検討されている方は早めに窓口で確認してみてくださいね。

うれしはずかし母子手帳

2週間ぶりの妊婦健診。

前回の診察では「母子手帳はまだ早いかな…次回にはお渡しできると思います」と言われていたので、ちょっとどきどきしながら産婦人科を訪問。

 

尿検査と、血圧・体重測定と、エコー検査。

胎嚢のなかに、ちっさい白い塊が見えました。まだ6mm。豆粒みたい。
すみっこのほうに白く明滅している部分があって、「このパクパクしてるものが見えますか?これが心拍です」と言われました。

これが心拍!!ちっさい…!!!

 

診察までのあいだ、いろいろな育児ブログや不妊治療ブログを読んで、「胎嚢が見えても心拍が確認できる前に成長が止まってしまう(化学流産になる)こともある」という情報をたくさん見ていたので、この2週間「もしお腹のなかの赤ちゃんが生きてなかったら…」と最悪の場合も覚悟していました。

心臓が動いていてよかった。

ちゃんと生きているんだ…。

と、じーんとしました。

 

ただ、最終月経からカウントすると妊娠7週目のはずなのですが、「うーん、大きさは6週目くらいですね」と…。

前回も1週くらい遅いと言われたので、やっぱり排卵日がずれていたのかな、それとももしかして成長が遅いのかな。

 

ちょっぴり不安に思いつつ、ついに母子手帳をもらうための妊娠届出の書類を発行してもらえたので、まずは万歳!

さっそくお役所に行ってきました。

 

私の地域では、区の保健福祉センターの健康課で母子手帳が配布されます。

窓口に座って書類を出したら、開口一番に「妊娠おめでとうございます」と言ってくださいました。

あれ、もしかしてこれ言われるの初めて…?

産婦人科ではまだ言われてなかったので、じーんとしました。

 

そして母子健康手帳の説明をしていただいたのですが、まず1ページ目が「出生連絡票」について。

出産後に助産師や保健師の訪問があるので連絡してくださいね…と。気が早っ!!!!

 

さらに産後の乳幼児健診、ワクチン接種と説明は続く…。

こっちはまだ妊娠が無事に継続できるかとドキドキしているので、めっちゃ遠い未来の話に感じます。

まあ、大事なんだろうけど。


他にもいろいろ説明してもらって、「気になることはありますか?」と聞かれたので、気になっていた保育園のことを聞いたら、お隣の保育所担当の窓口にまわされました。
こちらでもいろろ説明してもらって、居住エリアの保育園リストとか保育園に入るためのポイントの換算表をいただきました。

お役所はほんとめんどくさいと聞いていたけど、どちらの窓口でもいい係員さんに恵まれたのか、しっかり情報を教えてもらえました。

確かに聞かなきゃでてこないんだけど、聞けばいろいろ出てくるなーというのが、この日の実感。
まだお役所嫌いにはならなくてすみそうです。

それはともかく、母子手帳ってなんだか照れますね。

あ、ほんとに「おかあさん」になるんだなーって感じ。

この手帳が無駄にならないよう、お腹の赤ちゃんがすくすく育ってくれることを願うばかりです。

あたらしいひとがやってきた。

この9月は、不思議なほどに「新しい人」がやってきた。

こちらから意識して知己を増やさなくても、これまで全然知らなかった人からどんどん連絡がくる。

一緒に何かをしたいと言われる。

まるで大きな流れの中に突然飛びこんだみたいだ。

いろいろな人が押し寄せてくる。

 

そんなわけで、自分の中に新しい命が宿ったことも、不思議と違和感がなかった。

 

気づいたのは、生理予定日から5日がすぎた頃だった。

忙しさにまぎれてすっかり忘れてたけど、そういえば来ていない。

7日目を待って妊娠検査薬を使ったら、陽性だった。

 

30代も後半で、結婚して1年半くらい。なかなか妊娠の兆候がなく、そろそろ不妊治療も本気で考えないとまずいなと思っていたところだった。

でも、不思議なほど、驚かなかった。

 

病院に行ったら「尿検査では陽性反応が出ているけど、まだエコーでは何も見えない」と言われた。

最終月経から数えると妊娠6週目に入ったところで胎嚢が見えていいはずの時期だったのだけれど、排卵日が遅れてカウントがずれているのか、子宮外妊娠かと言われた。

 

子宮外妊娠と言われて一瞬ドキッとした。

そうか、そういう可能性もあるのか。

 

翌日、夫が帰ってきてくれて、お赤飯を炊いてくれた。

まだ妊娠確定ではないけど、ともかく何かの第一関門を突破したお祝いだ。

お祝いごとでお赤飯を炊いてもらったのは初めてで、なんだかくすぐったかったけど、うれしかった。

 

1週間後、ドキドキしながら再検査にいった。

老先生が「あ、見えますね。これが胎嚢。いま1cmくらいです。妊娠5週の後半くらいでしょう」と教えてくれた。

安心した。

自己カウントとは1週間くらいカウントがずれているので、やはり排卵日が遅れていたのだろう。

 

妊娠初期は流産の可能性も高いのでまだまだどうなるかはわからないけど、とりあえず第二関門を突破した。

新しいひとの種が、自分の中にいる。なんだか不思議な気持ちだ。

 

無事に育っていきますように。