妊娠初期、深夜に目が醒める理由。
妊娠9ヶ月あたりから、やたら深夜に目が醒める。
草木も眠る丑三つ時…ではなく、だいたい午前4〜5時。
季節は秋なので、外はまだまっくら。
自然な目覚めで、からだぽかぽかしていて不快感はない。
日中に差し支えるのでできればすぐ二度寝したいけど、全然眠れない。寝つけない。
これが朝7時の目覚めとかならどんなにありがたいことか。
手足はぽっかぽかすぎて、体が熱い。
目が冴えて暇なので旦那さんの顔とかをぺたぺた触ってると「あっつい!!」って言われるくらいぽかぽかMAX。
対策を調べてみたけど、体を温めようとかホットミルク飲もうみたいなアドバイスがほとんどで「ちがうんだ、体温上がりすぎて目が覚めるんだ…!!」みたいな気持ちに…。
理由についても、「出産後の深夜授乳の準備に備えて体がリズムを変えようとしている」という説をチラホラみたけど、あんまり信憑性を感じない…。
「ホルモンバランスの乱れ」説も、それはそうだろうけど、ざっくりしすぎじゃありませんかね。
色々調べた結果、単純に「妊娠維持のために体温を上げるプロゲステロン(黄体ホルモン)が夜間に分泌されるので、深夜に体温が上がって体が起床モードになる」ってことじゃないかなーという仮説に落ち着きました。
直接的にそう書いてある情報源は見つけられなかったんですが、
「プロゲステロンが体温を上げる」
「女性ホルモンは夜間に分泌される」
「体温が下がるとき眠くなる」
「体温が高いと眠りが浅くなる」
という情報を組み合わせると、それが一番妥当かなー、と個人的には思います。
(あくまで個人的な仮説です)
なお、睡眠中に手足が温かくなるのは、「体温を上げようとしている」のではなく、外気に触れる末端部に血流を集めて「放熱しようとしている」のだそうです。
知らなかった。
ということは、現在スーパーぽかぽか覚醒モードなのは「夜間のプロゲステロン分泌で深部体温が上がる→目覚める→放熱しようと手足に血流が集まってる」ということではなかろうか。
それなら、いま寝付くための対策は「体を温める」ではなく、「手足を冷やして放熱を促す」のはず…!!
というわけで、お布団から手足を出して冷やしてみる試み中です。
お腹は冷やさないよう気をつけましょう。
プロゲステロンの分泌が盛んなのは胎盤が完成する頃までで、安定期に入ると分泌が落ち着くとのことなので、この深夜の定時覚醒も安定期に入ると落ち着くであろう…と期待しています。
ちなみに、妊娠中にばんばん分泌されているプロゲステロンは産後にはがくっと減ります。
産後の授乳と睡眠をコントロールするのはプロラクチンとオキシトシンなので、このことを考えても「妊娠中から夜間授乳に備えて睡眠が浅くなる」説はちょっとあやしいと思います…。
妊娠中は妊娠中、産後は産後で体の仕組みがガラッと変わるので、こんな妊娠初期から産後の準備してるってことは…ないと思うな…。
いまは体を温めたり胎盤を作ったりするためにプロゲステロンさんが頑張ってくれてるはずなので、「体が赤ちゃんを育てようとしてるんだなー」と微笑ましく思いつつ……そろそろ眠りたいです…。