chromedium note

別居婚からの妊娠、出産、子育てのあれこれ。

あたらしいひとがやってきた。

この9月は、不思議なほどに「新しい人」がやってきた。

こちらから意識して知己を増やさなくても、これまで全然知らなかった人からどんどん連絡がくる。

一緒に何かをしたいと言われる。

まるで大きな流れの中に突然飛びこんだみたいだ。

いろいろな人が押し寄せてくる。

 

そんなわけで、自分の中に新しい命が宿ったことも、不思議と違和感がなかった。

 

気づいたのは、生理予定日から5日がすぎた頃だった。

忙しさにまぎれてすっかり忘れてたけど、そういえば来ていない。

7日目を待って妊娠検査薬を使ったら、陽性だった。

 

30代も後半で、結婚して1年半くらい。なかなか妊娠の兆候がなく、そろそろ不妊治療も本気で考えないとまずいなと思っていたところだった。

でも、不思議なほど、驚かなかった。

 

病院に行ったら「尿検査では陽性反応が出ているけど、まだエコーでは何も見えない」と言われた。

最終月経から数えると妊娠6週目に入ったところで胎嚢が見えていいはずの時期だったのだけれど、排卵日が遅れてカウントがずれているのか、子宮外妊娠かと言われた。

 

子宮外妊娠と言われて一瞬ドキッとした。

そうか、そういう可能性もあるのか。

 

翌日、夫が帰ってきてくれて、お赤飯を炊いてくれた。

まだ妊娠確定ではないけど、ともかく何かの第一関門を突破したお祝いだ。

お祝いごとでお赤飯を炊いてもらったのは初めてで、なんだかくすぐったかったけど、うれしかった。

 

1週間後、ドキドキしながら再検査にいった。

老先生が「あ、見えますね。これが胎嚢。いま1cmくらいです。妊娠5週の後半くらいでしょう」と教えてくれた。

安心した。

自己カウントとは1週間くらいカウントがずれているので、やはり排卵日が遅れていたのだろう。

 

妊娠初期は流産の可能性も高いのでまだまだどうなるかはわからないけど、とりあえず第二関門を突破した。

新しいひとの種が、自分の中にいる。なんだか不思議な気持ちだ。

 

無事に育っていきますように。