chromedium note

別居婚からの妊娠、出産、子育てのあれこれ。

「つわり」の語源

妊娠に気づくきっかけともなる「つわり」。

あんまり深く考えずに「つわり、つわり」って言ってたけど、よく考えたらなんで「つわり」って言うんだろう?

 

漢字では「悪阻(おそ)」とも書くけど、これはおそらく漢語表現の方に読みを当てた当て字だろうと思われます。

 

個人的には「つ」+「わり(悪い)」なのかな〜と思って調べてみたら、「つわる」という動詞からの変化でした。

 

つわ・る〔つはる〕

[動ラ四]
1 芽が出る。芽ぐむ。きざす。
「木の葉の落つるも…下よりきざし―・るに堪へずして落つるなり」〈徒然・一五五〉
2 妊娠してつわりが起こる。
「いつしかと―・り給へば」〈落窪・二〉

つわる(ツワル)とは - コトバンク より

 

気分の悪さを表現した言葉ではなく、「妊娠の兆し」って意味だったんですね〜。

確かに、妊娠検査薬もエコー検査もない時代には、生理の遅れとつわりの症状で「妊娠かも…?」と気づくしかないですもんね。

 

それにしても、この「いつしかとつわり給えば」という表現の素敵さよ…!!

落窪物語といえば平安時代

平安の昔から、妊婦は同じ症状に苦しみ、同じ言葉で妊娠のきざしに喜んできたんだろうな〜と思うとなんだか不思議な気持ち。

 

私はまだあんまりつわりを感じてないんですが、つわりが来たら旦那さんに「つひにつわり給うた!」って言ってもらいたい(笑)